19才女子大生の彼氏欲しい気持ち告白

私は推薦入学で、念願の大学に入ることが出来ました。
しかし、花の女子大生と呼ばれるにはすこし抵抗がありました。
彼氏ができないのです。これからキャンパスライフをエンジョイするには、私にとって彼氏は必要不可欠なのです。
大学生活を楽しむ為という理由が半分、彼氏が欲しいという理由が半分で、私はとあるサークルに入りました。

しかし人見知りが激しく、さらに地味な私は、そのやや派手気味なサークルにうまく馴染めず、結局幽霊部員となってしまったのです。
結局一人暮らしのマンションと、大学を往復するだけの日々に戻ってしまいました。
私の彼氏欲しい病は日に日にひどくなっていってしまい、つい私がたまに更新しているブログ上で「寂しい」と一言書いてしまったのです。
誰かいい人に見てもらって、構って欲しいというのもありましたが、あわよくば彼氏できないかなという邪な気持ちもありました。

でも、私のブログなんて普段ほとんどコメントもないし、誰も見ていないだろうと思ってたのもあって、そういう事を書いてしまったのですが、一人の男性が、私のそんなブログに反応してくれたのです。
どうかしたの?と優しく話しかけてくれたその人と、最初はブログ上、ネット上でしばらく話していました。
しかしある日、彼がそっと携帯アドレスを教えてくれたのです。

一応アドレスを教えておくけど、そっちのアドレスがバレるのがまずいのであれば、今まで通りネット上でだけの話をしていこう。
そんな気遣いを見せてくれた彼に、私はすぐ携帯でメールを送りました。そ
れからやりとりは携帯メールで行われました。
お互い彼氏彼女はいないようだったので、彼氏欲しいなんて言葉を、私は言ってしまっていたかもしれません。
私はもうこの時、彼に淡い恋心を抱いていました。

そしてある日、彼から一通のメールが来ました。
今からどこかに遊びに行こうと言うのです。
私は京都で、彼は愛知なのに、どうやって?と思っていたら、彼がサプライズで私に会いに来てくれたようなのです。
しかも彼の手には、ピンクの一輪挿しが握られていました。
私がブログで、ピンクの花が好きと書いたのを見てくれていたようです。

そしてそんなサプライズをしかけてくれた彼が、今の彼氏です。
もう今年で四年目になります。
彼氏欲しいとがっついてる時は彼氏できないものだという話を聞きますが、どうやらそうでもなかったようです。